ピアノソロ作品も人気の旧東ドイツ出身のピアニストで作曲と編曲も手がけるHenning Schmiedtと、flauのレーベルオーナーでもあるYasuhiko Fukuzonoによるソロ・プロジェクトausが製作したカフェのサウンドトラック集が再び入荷です。
ライブ会場で限定生産、手売りに近いかたちで少量販売されていたサウンドトラック集がジャケットの仕様変更を経て、正式にリリースされた作品(でも限定1000部です)。
何と言ってもジャケットのデザインとパッケージングが最高!素敵!
cdケースはグラシン紙の封筒袋にマットゴールドの箔押し。3つ折りのリーフレットには博物画的なタッチで描かれた椅子や植物が全面にひかれていて、小さな花と言葉があしらわれたカードがついてくる、、、という女子でなくてもぐっとくる、とても手のこんだ美しい装丁のcd。プレゼントにこんなcdもらったら叫びそうです(嬉しさで)。
もちろん包まれた音源自体もすばらしいです。
即興性が感じられつつも、互いの良さが引き立った共作という印象。
HenningさんのSchneeが好きな方はきっとこちらもツボ。Henningさんの澄んだピアノにふわっと重なるausの電子音、鳥の声、人の話し声、街角の喧噪、時計の針の音などのフィールドレコーディングによる環境音が絶妙に溶けていて、優しいだけでなくぐっと惹き込まれる物語性も感じます。
サウンドトラック、とあるのでもちろんざわざわした空間の中で流していても気持ちよいのですが、曲を構成する一音一音までが美しいので、ヘッドフォンでじっくり聴いてみるのもおすすめです。
北国M&Wでもよくかけています。つまり、つくり・はたらいている時のBGMとしてもグウです。