幾何学的な面白い切り替えつきの男女兼用のワークコートです。ハリと耐久性のあるコットン(馬布)を使用しており、風は通さないけれど軽い着心地なので、春先から秋にかけてさっと羽織れて活躍します。肩まわりと袖が一体になったキモノスリーブなので、なで肩、いかり肩、、と肩のかたちを問わずにオーバーサイズ気味に着ることが出来ます。また、カフス(袖口)を折って袖先の長さを調節できるので、暑い時には腕まくりで袖を短めに、肌寒い時には袖は長いままでさらに手袋やアームウォーマーを重ねたりも。
襟なしなのでマフラーやストールなどの巻きものとあわせても首周りがごろごろせず、タートルや襟つきのシャツなどとも相性良しです。
深さのある切り替えポケットつきで鍵、お財布、携帯電話もポケットイン出来ます。
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drop aroundがつくるワークウェア「はたらく服」には、必ず元ネタかイメージソースがあります。もちろん既存のブランド服や作業着の意匠をコピーしている、という意味ではありません。10〜100年残って来た作業着や日常服の中に蓄積された衣服の用途やかたちの美しさ、生活環境、背景などの断片を取り出して考察し、現代の生活の中で活かせる要素は残し、自分たちの欲しい要素を足し引きして、現代の素材と縫製と気分とでアップデイトしています。「はたらく服」は温故知新のような面白さが詰まった作業着であり、日常着であれたらと思いながら作っています。
この幾何学コートは古着で手に入れたフランスの実験用白衣(おそらく薬品メーカーの作業着としてメーカーがスタッフに支給していた実験着)を一度解体し、切り替えの面白いつくりと脱ぎ着のしやすさはそのまま受け継ぎ、首回りや袖の長さ、カフスの有無は、自分たちの生活の中で着る上の便利を優先してカスタマイズしました。着用写真のモデルさんは女性ですが、男性がさっと羽織ってもサマになるので男女兼用で着て頂くのもオススメです。