2022年の早川ユミさんの最新著書2冊セットでお届けします。全国どこでもレターパックライト(370円)でお届け可能です。手製本である「かぞくのかていか」には春蒔き、秋蒔きが可能なごぼうの種のおまけ付き。
【次回入荷時にはおまけの内容が変わることがあります】
是非ご自身のお庭やプランターで種まきしながら本を読んでみてくださいね。
「くらしがしごとー土着のフォークロア」扶桑社
ライフスタイル雑誌「天然生活」の人気連載が、新たな書き下ろしを加えて1冊の本になりました。
高知の山のうえで生活しながら、くらしと社会を見つめてきた布作家のユミさん。
2020年から続いてきた世界的なパンデミックのなかで、2022年のコロナの時代をどう生きていくべきかを考察し、分かりやすい言葉で伝えてくれています。ユミさんのあの優しい声で、話しことばで語りかけてくれるような本です。また、ユミさんの工房ではたらくお弟子さんのまりぼんさんの絵やきょう・よくさんの写真に彩られており、今までのお弟子さんとの協働の様子や関係性も垣間見られます。
敬愛する早川ユミさんご本人にお声がけ頂きデザインで協働が叶ったことは、私たちdrop aroundにとっても、これからの指針となるように感じています。
ユミさんが、他の誰かにご自身の考えを押し付けることなく、でも確実に私たちに響く自分だけの言葉で伝えてくれるのは、くらしのなかで圧倒的な数の実践と思考を積み重ね、改良し行動し続けてきたからに違いないと思います。
感性を大事にするけれど、そればかりには頼らず、きちんとくらしのなかで気持ちよく機能するシステムを編み出し、家族やくらしを共に囲む仲間とシェアしてうまく循環させていく姿は、凄腕のディレクターであり部族の長のようにも見えます。とにかくいつでもかっこいい作り手さんであり生活者ですが、ユミさんの格好よさ優しさって、自立しているひとの格好良さ、輪郭の確かさによるのではと思います。
本を手にされた方皆が山で暮らしたり、自給自足のくらしに憧れてもすぐにそうできるわけではなくとも、どんな風に今のこの世の中を見たらいいか、自分のくらしの足元から未来を変えられることはあるか?のヒントや考え方まで豊かに詰まった1冊です。
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著者:早川 ユミ
写真: きょう・よく
絵:まりぼん
撮影協力:鶴岡 沙織(早川ユミ工房)
編集:北島 彩
校正:堀江 圭子
ブックデザイン:青山 剛士 (drop around)
印刷 & 製本:大日本印刷株式会社
出版元:扶桑社
ISBN 978-4-594-0975-3
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「かぞくのかていか」
高知の山のうえで生活しながら、くらしと社会を見つめてきた布作家の早川ユミさんによる、「自由に生きるための、土着のアナキズムのくらし」をテーマとした、手製本。
こちらも造本の設計とデザインをdrop aroundで担当させていただきました。
実はこの本は、ユミさんこだわりのフランス装で仕立てているので、綴じられている紙が袋状になっており、1Pずつ袋とじをナイフやカッターで切りながら読み進めていく本です。
紙を切ってやっと読める!というハードルの高さはありますが、是非自分の手を動かしながら読み進めて頂けたら。冊子の購入者だけがオンラインでも読めるQRコード付きですので、どうしても破れない!とか持ち歩いてボロボロにしたくない!という方はアナログ&デジタル両面での読書をお勧めします。
2022年現在まで続くコロナ禍に制作した小さな本ですが、以前よりユミさんが課題、問題に感じていたことが次々と世の中で噴出する事態となったことで、より自分ごととして自覚的、身近に考えていく必要のあるもの、ことが詰まっているように感じます。
また、出版社から発売されている本との違いとして、少人数でリアルタイムに編むことで、ユミさんの思想、気持ちが色濃く出ている気がします。この本の中でも繰り返し出てくる「土着」に近い手触り。
是非他の本とも読み並べて、そしてご自身の種まきとかぞくとのくらしにお役立て頂けたら嬉しいです。
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著者:早川 ユミ
発行:toita
写真:新井 祥也(野生の学舎)
デザイン:青山 剛士(drop around)
校正:青山 吏枝(drop around)
Special Thanks :早川ユミ工房(まりぼん、鶴岡さおり)
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