早川ユミ「くらしがしごと-土着のフォークロア」天然生活の本

価格 1,760円(税込み)
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ライフスタイル雑誌「天然生活」の人気連載が、新たな書き下ろしを加えて1冊の本になりました。
高知の山のうえで生活しながら、くらしと社会を見つめてきた布作家のユミさん。
2020年から続いてきた世界的なパンデミックのなかで、2022年のコロナの時代をどう生きていくべきかを考察し、分かりやすい言葉で伝えてくれています。ユミさんのあの優しい声で、話しことばで語りかけてくれるような本です。また、ユミさんの工房ではたらくお弟子さんのまりぼんさんの絵やきょう・よくさんの写真に彩られており、今までのお弟子さんとの協働の様子や関係性も垣間見られます。
敬愛する早川ユミさんご本人にお声がけ頂きデザインで協働が叶ったことは、私たちdrop aroundにとっても、これからの指針となるように感じています。

ユミさんが、他の誰かにご自身の考えを押し付けることなく、でも確実に私たちに響く自分だけの言葉で伝えてくれるのは、くらしのなかで圧倒的な数の実践と思考を積み重ね、改良し行動し続けてきたからに違いないと思います。

感性を大事にするけれど、そればかりには頼らず、きちんとくらしのなかで気持ちよく機能するシステムを編み出し、家族やくらしを共に囲む仲間とシェアしてうまく循環させていく姿は、凄腕のディレクターであり部族の長のようにも見えます。とにかくいつでもかっこいい作り手さんであり生活者ですが、ユミさんの格好よさ優しさって、自立しているひとの格好良さ、輪郭の確かさによるのではと思います。

本を手にされた方皆が山で暮らしたり、自給自足のくらしに憧れてもすぐにそうできるわけではなくとも、どんな風に今のこの世の中を見たらいいか、自分のくらしの足元から未来を変えられることはあるか?のヒントや考え方まで豊かに詰まった1冊です。





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著者:早川 ユミ

写真: きょう・よく
絵:まりぼん 
撮影協力:鶴岡 沙織(早川ユミ工房)
編集:北島 彩 
校正:堀江 圭子
ブックデザイン:青山 剛士 (drop around)

印刷 & 製本:大日本印刷株式会社
出版元:扶桑社
ISBN 978-4-594-0975-3