ジャケットに一目惚れ、はじまるピアノの1音目にやられて一聴き惚れ。無条件におすすめしてしまう radicalfashionの「GARCON」。flauの47作目です。
日本人ぽくないセンスに感じますが、radicalfashionは神戸出身のHirohito Iharaによるプロジェクト。鮮烈なデビュー作と言われている「Odori」リリース以降は勢力的に映画、舞台音楽などの製作に携わりながら、ピアノの持つ音の響きと和声の探求を進めているそう。今作の中でも「ムムムム、、」と口ずさむような低音の声、軽快なハンドクラップとピアノがまじりあった独特のニュアンスが美しいです。
同じレーベルのhenning schmiedtのピアノと全く趣きが異なり、こちらはすこし緊張感があり緩急もはっきりしていて、たしかに舞台や映像などにぴったりのトーン。優雅で洗練されたピアノ。ぐっと惹き込まれて、繰り返し何度も聴きたくなります。M&Wの空間でもよくかけている、M&W的ド定番ピアノcdです。
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収録曲
01 Prologue
02 Sequence for Tsuguharu Fujita
03 Bone China
04 A ribbon Knot
05 Miuccia Lyric
06 Pointillism
07 Egyptology
08 Drum
09 In Women
10 To “The September 13th”
・2015年リリース
・ブックレットつき
・プラケース入り
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